
オカヤドカリについて
オカヤドカリは、その名の通り、陸(オカ)にすむヤドカリです。日本では小笠原諸島・奄美大島・沖縄以南の南洋の島々に分布しています。 昭和45年11月12日に「天然記念物」に指定され、現在は時期と量を限定して採取が認められています。 オカヤドカリは飼育が認められている「天然記念物」なのです。 寿命は15年~30年と長生きで、おウチで上手に飼育すると7年~8年といわれています。雑食性ですので、何でもよく食ぺます。野菜やフルーツなどをあげてみて、好物を見つけるのも楽しみの1つです。
宿かえの様子

オカヤドカリは体が大きくなると、新しい貝殻のおウチに引っ越しをします。大きさや形のちがう貝殻を何種類か入れてお気に入りの貝殻をみつけてあげましょう。



水入れには、いつでも飲めるように、常に水を入れておいてください。
ただし、オカヤドカリは水が苦手なのでケースに水を溜めないでください。おぼれてしまいます。


オカヤドカリは雑食性ですが、エサはマルカン「ヤドカリランチ」が栄養バランス的にオススメです。


オカヤドカリの適温は20℃~30℃です。寒さに弱いので、15℃を下回らないようヒーターなどで温めてあげてください。
オカヤドカリは、乾燥すると呼吸できなくなり死んでしまいます。飲み水を切らさないようにして、飼育ケース内が乾燥しないよう霧吹きなどで湿度を保ってください。


糸クズのようなフンを見つけたら、取り除いて2週間を目安に定期的に砂を洗ってください。
またアートシェルが汚れてきたらキレイに洗ってあげてください。

オカヤドカリは、高いところに上るのが大好きです。飼育ケースから脱走されないようにフタはしっかり閉めましょう。
オカヤドカリの脱皮

オカヤドカリの周辺には抜けガラが散らばっている
オカヤドカリの食事

ハサミで器用にエサをつまんで食事をします
食欲がなくなり、動作も鈍くなってきたら脱皮の準備をしている可能性があります。砂に潜ったり、動かなくなってきたら注意が必要です。
脱皮中は、砂に潜って、1ヶ月程、じっとしていることもあります。
脱皮の失敗はオカヤドカリにとって命とりになりますので、温度・湿度に十分注意して、そっとしてあげてください。脱皮後は殻の中で、外郭が固まるのを待ちます。約1週間~10日程で再び元気になります。



